M5StickCPlusを使用してIoT製品作り(前編)
IoTについて研修を受けました
M5StickCPlusを使ったIoTについての研修を、9~10月にかけて計6回受講しました。
LEDをチカチカさせたり、M5StickCPlus内部に搭載されている環境センサを用いて気温・湿度・気圧を測定したり、測定したデータをネットワークを経由してGoogle Drive内のファイルに書き込んだりして、IoTについて学習しました。
研修の様子は以下の3記事に亘って紹介しています。ぜひご覧ください。
実際にIoT製品を作成しよう!
せっかくIoTについて学んだのに何もしないなんてもったいない! というわけでIoT製品を作成することにしました。
ちょうど社内で「会議室などの利用状況が分かりにくい」、「自席からでも利用状況を確認したい」という声がありましたので、会議室の利用状況を管理するシステムを構築します。
現在の利用状況の管理方法
現在は、googleカレンダーに予定を入れることで利用時間の管理を行っています。また、各部屋の前にある以下のパネルを手動で切り替えることで、利用状況を表示するようにしています。
現状の運用だと突発的な利用の場合カレンダーに登録し忘れていたり、利用中であってもパネルの切り替えを忘れていたりすると中の外部から見ると利用中か分かり辛いなどの問題がありました。
この課題をM5StickCPlusを用いたシステムを構築することで解決していきます!
想定しているシステム構成
M5StickCPlusの外付けモジュールに人感センサがあるので、これを活用します。人感センサを装着したM5StickCPlusを会議室に置いておき、会議室内に人がいることを感知するとサーバーへ知らせます。このサーバー上で会議室の利用状況を表示するWebアプリケーションを構築しておき、M5StickCPlusからのAPIを受け取ると会議室の未利用/利用中を切り替えるようにします。
また、会議室の前にタブレットを置いておき、会議室の利用状況とともにgoogleカレンダーに登録されているその日の予定を表示するようにします。このタブレットからも予定を登録できるようにしておきます。
こうすることで、会議室に入退室を行うだけで勝手に空室/使用中が切り替わるようになります。また、このWebアプリケーションにPCのブラウザからアクセスすることで自席のPCから会議室の利用状況を確認することができます。
以下、会議室の前に置いておくタブレットの画面イメージです。カレンダー部分をタップすることで予定の登録や編集も可能にします。
現在、想定しているシステム構成の実現が可能か検証を行っていたり、具体的な設計などを進めている途中です。具体的なものが出来上がったらブログに掲載したいと思います!
投稿者:はしつめ(AIソリューション)