M5StickCPlusを使用してIoT学習(後編)

M5StickCPlusを使用してIoT学習(後編)

前回まで

9月から始まったM5StickCPlusで学ぶIoT学習の後編です。

前編と中編では、ハードウェアを使った学習の定番「Lチカ」やセンサーを使用したIoTなどを通して、M5StickCPlusを使ったプログラミングに入門しました。

詳しくは、 M5StickCPlusを使用してIoT学習(前編) とM5StickCPlusを使用してIoT学習(中編)をご覧ください。

IFTTTを使ってみる

中編では、主にIFTTTを使用してサーバーとの情報のやり取りやマイコンを動かしました。

IFTTTとはif(もし) this(これをしたら)、then(その時に) that(あれをする)の略称です。色んなサービスを連携させるサービスです。
例えば、「電気をつけるとラインに通知が来る」「人工衛星が近くに来ると通知が来る」などのちょっとしたIoTをIFTTTを使用することで簡単に作成することが出来ます。

Let’s Programming!

研修では、中編 でも使用したセンサーで室内の湿度と温度を計測し、それをGoogleスプレッドシートに保存しました。

IFTTTと接続する部分のコードは右の水色の部分だけで、とても簡単に接続することができます。

今回は講師の方にIFTTTを作成いただきましたが、初心者でも直感的に触ることの出来るサービスだと感じました。
IFTTT自体は無料でも使用出来るサービス(2022/10/17現在)なので興味を持った時にすぐに使用することが出来るのも魅力的です。

マイコンを触ってみる

普段、高級言語(人間が理解しやすい命令や構文になっているプログラミング言語)を使用し仕事をする機会が多いのですが、今回はマイコンのプログラミングを行うということで低級言語(機械が理解しやすい命令や構文になっているプログラミング言語)に初挑戦しました。
マイコンとは「電子機器の制御用に最適化されたコンピュータの一種」になります。炊飯器をはじめとした様々な家電に入っています。

Let’s Programming!

今回使用したのは、4bitCPUです。

アセンブリ言語でプログラミングしたものを上画像の右にあるスイッチのオンオフに置き換えていく作業をしました。
二進法や十六進法のことを考えながら組み合わせを考えていくのはとても難しかったです。

今回は全部で10つの命令が必要で、研修を受けているのも10名。ということで、全員で協力して1つずつ作業をしていきました。
誰か1人でも間違えると動かないというドキドキの状況でしたが、無事にぴかぴかと光り、数字のカウントに成功しました!
(記事担当者がとても写真が下手なので分かりにくいのですが、左にある4つのランプが点滅していくことで数字をカウントしていくという仕組みになっています)

研修を受けてみて

少し前まではIoTを作成するのは難しく、費用がとても掛かるものというイメージでした。

しかし、全6回の研修を通してIoTが簡単に実装出来るものだということを知ることが出来ました。実際に物が動くのを見るのは楽しくてわくわくしました。
今後、仕事の案件にも今回学んだことを活用していけたらと思います。

投稿者:いずみ(AIソリューション)