【第30回】外部講師による勉強会~腸重積lymphom~
遠隔画像診断事業部:テレラジオロジーグループでは、レポート品質向上のため、定期的に勉強会を開催しています。
勉強会の一つに、外部から放射線科医をお招きして、月に2,3回ほど画像や解剖学について講義をしていただいています。
毎回症例を事前に提示して頂いて、自分なりのメイン所見、診断、対処方法を予習して勉強会に臨みます。
今回は、【腸重積lymphoma】と【造影剤の副作用】について、ご講義していただきました。
腸重積とは、
・小腸の一部が大腸にはまりこんで抜けなくなってしまう病気。
・原因ははっきりしていませんが、胃腸炎などの感染症をきっかけに、腸のリンパ節が腫れてしまうことが、腸重積の発症に関連しているといわれている。
・子どもに多いイメージだが、大人でも起こりうるので、子どもの病気ではないことを念頭に置く。
腸重積の画像所見
引用元:画像診断まとめサイトより
【造影剤の副作用】について
「造影剤」では、CTとMRIで使用する造影剤の種類や、造影剤腎症などを学びました
「ESUR」という、造影剤と腎臓についてのガイドラインに基づいていること、検査前に腎機能に問題がないか確認していることなど、臨床の現場のお話を交えてご教授頂きました。
外部講師の先生をお招きしての講義は、早いもので1年が経過しようとしています。
今年度は主に「急性腹症」について、集中して教えていただきました。
遠隔画像診断事業では、「急性腹症」のご依頼も多く頂いておりますので、スタッフ一同、今後も予習と復習を行い、質の高いレポートを提供できるように、学び続けていきたいと思います。
投稿:うえの