[開催報告] 第9回Y’sプログラミング教室&英語でまなぶコンピュータサイエンス第2回目
ワイズ・リーディングでは、地域活性化として2015年からプログラミングワークショップを開催してきました。
昨今注目を集める子どもたちへのプログラミング教育ですが、ワイズ・リーディングでは、指導者不足への対応が急務と考え、まずは周囲の大人たち(教育関係者、保護者など)が理解を深める場として、月に1度のY’sプログラミング教室を開催しています。
第9回Y’sプログラミング教室
6月9日(土)にSOCKET IoMT/Lab Kumamotoにて、今年度1回目となるY’sプログラミング教室を開催しました。
今回も、学校の先生や先生の卵である学生さん、小学校のお子さんを持つ親御さんらにご参加いただきました。
今回のテーマは「コンピュータサイエンス」です。
ワイズ・リーディングでは、この春からSeattle IT Japanese Professionals主催による「英語でまなぶコンピュータ・サイエンス」の熊本開催にご協力させていただいていおります。(詳しくはこちら)
今回のY’sプログラミング教室では「英語でまなぶコンピュータ・サイエンス(以下、CS)」の内容に触れながら、CSとプログラミングについて考えてみました。
前半は英語でまなぶCS#1について紹介し、子どもたちが体験したAND/OR/NOTのアクティビティを参加者同士で実践!
トマトを例に「赤い(=右手が1) かつ(AND) 丸い(=左手が1)」なら、ペアの人は親指を立てて「トマトである(=1)」といった具合にゲームしました。
時間があれば、例を参加者自ら作ってみてもよかったですね!
後半は、「英語でまなぶCS#2」のテーマである「整列(並び替え)、探索(情報の検索)アルゴリズム」について取り上げました。
日常では普通に行なっている並び替えや検索ですが、それを改めて論理的に考えてみました。
「英語でまなぶCS#2」で実施予定のアクティビティであるトランプを使った並び替えや、戦艦ゲームによる検索を体験。
ランダムに並んだ数字に対しては、探していた数字がどこにあるか1発で当てた人もいれば、5回以上やっても・・・という人も。
ただ、数字の順番に並んでいた場合、探していた数字は概ね2回程度で全員が当てることができました。
並んでいたものに対しては、どの参加者も質問の仕方に工夫がみられ、自然に「バイナリサーチ」と呼ばれるアルゴリズムを使ってたようです。
実際に体験してみることで、意外とアルゴリズムは身近なものだということが感じられました。
アンケートでは、
・並び替えの方法に色んな種類があることを知った。子どもと一緒にどんな方法があるか考えたい
・プログラミングの基礎基本を遊びながら学ばせられそうと感じた
・効率よく答えを導き出す能力が身につけられそう
といったご意見がありました。
英語でまなぶコンピュータサイエンス第2回目
6月17日(日)、Seattle IT Japanese Professionals主催による英語でまなぶコンピュータサイエンス第2回目が熊本高専にて開催されました。
前回同様、シアトル・福岡・熊本の3拠点同時授業スタイルで、講師はシアトルのIT企業で活躍されている今崎憲児さん。
今回は「サーチ(探索)・ソート(整列)アルゴリズム」をテーマに、トランプを使ったり、コインを使ったり楽しく学びます。
参加者には事前にSeesawアプリを使って、ソートアルゴリズムの1種:バブルソートを体験してもらっています。
そこで各会場で参加者&スタッフ20名によるバブルソート競争を行いました。
スタートまでドキドキ |
背の順にソート(整列) |
お父さんお母さんもドキドキ |
接戦の末、優勝はシアトルチームでした!
Kenji先生の英語での説明を聞きながら、色々なアクティビティを行いました。
我々拠点スタッフが日本語で適宜フォローを入れ、また今回は高専の学生の皆さんにもサポートに入っていただきました。
途中、Seesawで予定していた取組みができなかったりとトラブルもありましたが、概ね楽しんでいただけたようでよかったです。
私自身は英語のスキルがもっと欲しい!と感じました。精進します!
次回の英語でまなぶCS#3は、なんとKenji先生が熊本に来ます!
福岡チームも熊本に来る予定です。
みんなでKenji先生に会おう!!!
詳細は追って発表しますのでお楽しみに!
【主催団体について】
・Seattle IT Japanese Professionals (SIJP)
https://sijp.org/
・SIJPの取り組みなどを紹介した、今崎さんエッセイ
http://www.junglecity.com/people/essay-stem-education/
【共催団体について】
・熊本会場:くまもとLRネット
https://www.learning-square.jp/
・熊本会場:熊本高等専門学校
http://www.kumamoto-nct.ac.jp/update/2018/06/20180618a/
・福岡会場:Kids Code Club
http://kidscodeclub.jp/
投稿者:なべ