第1回プログラミング教育勉強会を開催しました!
第1回プログラミング教育勉強会を開催しました!
2017年は年間通してプログラミング教育勉強会を実施することとなり、
今回その第1回目が開催されました。
初回ということもあり、
プログラミングの概要や世間の動向について話をさせていただきました。
とは言っても、参加者の大半がプログラミング未経験。
よりイメージを掴んでいただくため、机上でのプログラミングを体験してみることに。
1. 図形を表現してみよう
まず始めに、次のような用紙を配りました。
3×3マスの用紙 |
参加者には3名ほどのグループに分かれてもらい、
次のようなことが書かれたカードをお配りしました。
カード(1) |
カード(2) |
カード(3) |
始めに配った用紙にある図形を描くための手順を書いたものですが、
どんな図形になるかわかりますか?
正解は・・・
どれも同じ図形。
正解図形 |
プログラミングというのは、
ゴール(L字型の図形)は決まっていて、
そこに到るまでの手順を考えていく行為であり、
その表現は自由で様々だということを実感いただくための問題でした。
ここで面白いのは、
「カード(3)が一番手順が少なくてわかりやすい」
「けど、小さい子には『行』『列』はわかりづらい。カード(1)が良さそう」
といったように、参加者の方々がディスカッションを始めたのです!
”どの表現が適切なのか”というのはプログラミングでは非常に重要で、
ぜひ子どもたちにも意識してほしいな〜と思います。
図形の表現について議論中 |
2. Hour of Code によるプログラミング体験
プログラミングの概要がわかったところで、PCを使ったプログラミング教材の体験。
今回もレンタルPCは「Raspberry pi + raspbian」で構成しています。
1万円以内で導入できる格安PCです!
以前の教室でやったことのあるHour of Codeの中から、
今回はよりプログラミングを意識してもらおうと
コース形式のものをピックアップ。
Hour of Code「Code Studio」 |
6歳以上コースの中から、「シーケンス」「ループ」を体験いただきました。
子ども向けのゲームみたいなものと思いきや、多重ループまで出てきます。
お花から蜜を集めるプログラム |
3. プログラミングをやってみよう
最後はグループに分かれて「ゆで卵を作るプログラム」を考えてもらいました。
次のようなルール決めをしています。
・我が家には1分タイマーしかありません
・出来上がったゆで卵を買ってくる予算はありません
・必要な材料と道具は目の前にあるものとします
・半熟とするか固ゆでにするか決めてください
日常で何気なくやっていることを1つ1つの手順に分解し、
改めて考えるというのは簡単なようで難しい!
ゆで卵プログラムを考え中… |
最後はそれぞれのグループに発表してもらい、
互いにディスカッションしてもらいました。
終わった後は、
「2時間あっという間だった」
「色々な表現があり面白かった」
「子どもにも勧めていきたい」
というようなお声をいただき、大変嬉しく思いました。
次回は7月8日(土)実施予定です。
内容はNHK「Why!?プログラミング」でお馴染みなScratchを取り上げたいと思います!
投稿者:なべ