第3回みらいクラブ開催報告
【報告】第3回みらいクラブ開催
7月27日、SOCKET IoMT/AI Lab Kumamotoにて
第3回みらいクラブを開催致しました!
医学生や高専生を中心に社会人の方にも多くご参加頂きました。
学生はテスト期間やイベント事も多く、忙しい時期ではありましたが、
総勢40名程の方々にご参加頂き、本当に嬉しく思います。
弊社代表取締役 中山善晴社長より主催者挨拶を兼ねての講演からスタートしました。
弊社ワイズ・リーディング創生のお話から
これからを見据えた様々な地域社会を巻き込んだワイズの取り組み
AIやITを駆使した弊社が開発している
技術やパッケージについて熱くお話頂きました。
~研究好きのペーパー病理専門医が会社と研究室を使って実現したい病理業界の「みらい」~
京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 生体材料学
日本学術振興会特別研究員PD 西東 洋一氏より
先生が会社設立に至った経緯や過程、そしてこれからの
実現していきたいみらいとその展望について熱くご講演頂きました。
特に画像診断医と病理診断医のコラボレーションのお話が非常に興味深かったです。
加えてこれからの新しい市場開拓として、医療の獣医学の分野への応用のお話も
意外にも親和性があるんだと説明を聞いて感心しました。
最後にメッセージとして残された人間のタイプ分けのお話や、お金にまつわる話なども
ユーモアに富んでいて非常に面白かったです。
~AIとヘルスケア これまでとこれから~
NVIDIA エンタープライズ事業部 シニアマネージャ 鈴木博文氏より
先生とNVIDIAの紹介に始まり、
技術の紹介等も交え、様々なAIや応用事例をご紹介頂きました。
画像や映像に関するテクノロジーはびっくりするようなものばかりで
特に人の声をインプットしたAIが、声の持ち主を想定し似顔絵を描く、という事例が印象に残っています。
どことなく声の持ち主本人の写真に類似しており、AIも育て情報をインプットしていく事で、
人の予期せぬ動作や、より人間に近い働きをするのではないかとワクワクさせられました。
医療分野に関しても、私は勝手にNVIDIAのイメージをゲームやパソコン関連の
グラフィックに限定して持ってしまっていた事もあり、
本当に様々な取り組みで最先端を走っているんだなと感心致しました。
モデレーター:金築敬晃君(熊本大学法学部公共政策学科)
司会進行も兼任で、トークセッション・質疑応答でも
熊本大学法学部公共政策学科の金築敬晃君にモデレーターを務めていただきました。
当日の質問&回答
当日回答出来なかった分は以下に随時掲載予定です。
※2019/08/06更新、ご回答頂きました。
@西東先生
Q. 私は4番の人間なのですが(笑)、現状に満足して
目の前の仕事に専念するだけというのは、まずいのでしょうか?
自分で道を切り開いていくことは絶対に必要なのでしょうか?
A. 4番が1,2番と比較して良く無いというつもりで言ったわけではありません。
あくまで3番には絶対になるなという意見です。3番に集団を良くする要素はありません。
1,2と4,5にはそれぞれ異なったリスクがあります。
1,2は良くも悪くも集団を先導しますので、間違った方向へ先導すれば皆を不幸にします。
4,5は与えられた仕事を正確にこなすという点で
大企業や臨床医など大集団に所属する構成員としては向いています。
しかし、そもそも与えられている仕事が会社・社会にとって
無意味なものに変質してくる場合、対応することができません。
成熟期〜斜陽の業界、急速なイノベーションが
起こる業界ではそのようなリスクが高まります。
だから、1,2と3,4がお互いが協調できる集団が強いと思います。
4を劣っていると表現したかったわけではありません。
ただし…、急速なイノベーションや斜陽化は
今後どのような業界にもつきもののように思います。
だとすれば、「自分で道を切り開く」という意識高い系の感覚では無く、
「自分が歩いている道を時々チェックする」ことが必要で、
末長く飯を食っていくためには、場合によっては軌道修正の行動を起こさないといけないかもしれません。
今後は、「自分の道を切り開く」ではなく、「たくさんある道から、行き止まりにならず、
かつ、自分に合った道を選んで、自分で歩く」努力が4,5番の人達にも必要と思います。
このような考え方に触れてみたいならば、私が紹介した「Work shift」をぜひ読んでみてください。
@鈴木先生
Q. 興味深いお話ありがとうございました。
現状で、医療やその他の事業のAIによるサポートにおける
障害やボトルネックのようなものがあったらお聞きしたいです。
A.障害というよりも、チャレンジはいくつかあります。
医療以外の事業、例えば、自動運転でも同様に安全性についての
しかしこれは、AIへの期待が大きいから、それだけ重要なシーンで活用されるから、
更に思うのは、この重要なAIというツールを、一緒に研究して、開発して、